IELTSや英語学習についての色々な情報を発信していこうと思うのですが、このブログを見てくれている人の中には、IELTS をこれから受けようと考えている方もいると思います。
「アイエルツ、申し込み」と調べると、2つの団体がでてくるかと思います。
日本でIELTSの受験ができるのは、
公益財団法人日本英語検定協会
一般財団法人日本スタディ・アブロード・ファンデーション(JSAF)
になります。
私は両方の団体で受験したことがあります。
そこで、今回は2つの団体の特徴や違いをまとめてみます。
これからIELTSを受けようと思っているけど、どっちの団体がいいか悩んでいる人はぜひ読んでみてくださいね!
※こちらにある情報は筆記テストの場合です。
コンピューターベースのテストの場合は違うこともあります。
また、その他の条件も変更されることがあるため、申し込む際にご自身で確認してください。
申し込みについて
公益財団法人 日本英語検定協会(英検協会)
個人的には英検協会の方が有名だと思います。
(Googleで調べたら、トップに出てくる)
英検協会のHPから申し込みができます。
申し込み時に受験者の情報を入力し、IELTS IDを作成する必要があります。
申し込みの締め切りは 試験の19日前の12:00(正午)です。
英検協会で申し込む際は、パスポートの画像データの提出が不要になりました。代わりに、試験当日にパスポートのカラーコピーを用意する必要があります。
筆記テスト15日前の19:00より、受験確認書がマイページで確認することができます。
その時に、試験会場やスピーキングの時間を知ることができます。
スピーキングの時間の指定はできません。
私は午前の試験が終わった後、約4時間程空き時間ができてしまい、スピーキングテストの時には既に疲弊してしまったという苦い思い出があります。笑
一般財団法人日本スタディ・アブロード・ファンデーション(JSAF)
JSAFのHPから申し込みが行えます。
こちらも申し込み時に、ユーザー登録を行う必要があります。
申し込み時に、JSAFからIDP(IELTSの共同所有機関)のサイトへ飛ぶのですが、そのサイトが英語表記になります。
そんなに難しい表現もありませんが、英語わからない!って方は英検協会の方が良いかもしれないです。
JSAFでの申し込み期限は、試験日の3日前の水曜日(木曜日実施の場合は3日前の月曜日)の23時59分となります。(クレジットカード支払いの場合)
ただし、定員に達している場合は除きます。
ですので、できるだけ早く受験したい!という方にはオススメです!
JSAFでは、申し込み時にパスポートの画像をアップロードする必要があります。試験の2週間前までに受験確認書がHPにアップロードされます。
また、筆記テストの10日前までに申し込みを行うと、スピーキングテストの日時のリクエストができます。
これは受験者としてはありがたいです!
私は14時くらいをリクエストしました。午前のテスト終了後、昼食をとり、少しスピーキングの練習を行った後、良い緊張感で臨むことができました。
開催頻度・試験会場について
試験の開催頻度や試験会場の数は英検協会の方が多いです。
東京や大阪といった都市部では、ほぼ毎週試験が行われています。また、その他の地方都市でも数ヶ月に1回は試験が開催されています。
JSAFでも、東京と大阪ではほぼ毎週試験が行われていますが、その他の都市での開催が英検協会と比べると少ないです。
受験について
筆記用具
英検協会は、筆記用具(鉛筆、消しゴム)を自分で持参しなければいけません。
借りることができるかもしれませんが、持参するのがベターです。
(私の隣の受験者は筆記用具を全く持ってきておらず、試験官から借りていました。)
JSAFでは、鉛筆(私はロケット鉛筆でした、懐かしい…)と消しゴムが提供されます!
ですので、筆記用具は持参しなくても、安心です。
ただ、ロケット鉛筆って丸くなると、芯を交換しないといけないので、試験中にその作業をするのは少し大変でした。
受付
英検協会の場合、筆記用具・パスポート・水以外の持ち物はビニール袋にまとめて入れて、別室に置いてから受付をする必要があります。
また、部屋が混み合う事があるので、早めに会場へ行くことをオススメします。
JSAFでは、クローク形式で荷物を預かってくれるので、スムーズに受付を済ます事ができると思います。
スピーキングの待ち時間
英検協会では、スピーキングテストの待合室に入室すると、テキストやスマホを見ることが禁止されています。
ギリギリまで練習・確認したい!という方は、チェックインまでは別の場所で勉強する方がいいと思います。
JSAFでは、スピーキングテストの待ち時間は何と!テキスト等を見ることが許可されています。ですので、試験官に呼ばれるまでは、最後の確認を待合室で行うことができます。
私も待合室で予め準備していたスクリプトをブツブツと念仏のように唱えていました。笑
結果について
ここまででも英検とJSAFでそれぞれ違いがあったのですが、
結果発表でも少し違いがみられます。
どちらの団体でも、成績証明書(Test Report Form-TRF)は筆記テストの13日後に発行され、郵送にて発送されます。
英検協会の場合
英検協会では、筆記テスト13日後の13:00にマイページにて確認することができます。マイページには今まで受けた結果も残っているので、自分の成績の変化も一目でわかります。
(↑実際に私が英検協会で受けた成績一覧、マイページで確認できます)
JSAFの場合
JSAFの場合はというと、
IELTSの成績は筆記テスト13日後のオーストラリア時間午前12時以降(日本との時差は1~2時間)、24時間以内に順次、オンライン上でのテスト結果閲覧でも確認することができます。(JSAF HPより)
少しわかりにくいですね。正直に言うと、はっきりした時間はわかりません。
私もオーストラリアとの時差を調べて、何度もオンラインで結果を閲覧しましたが、すぐにはアップされていませんでした。
実際にアップされたのが、上の画像です。英検と違うのは、このスコアの人はこれくらいのレベルという説明、更にスコアをアップするためのアドバイスが記載されていました。(ただし、全て英語…笑)
加えて、スコアのSMSを受け取るという設定をしていれば、スマホにスコアが送られてきます。(あくまで確認用です。公式のスコアは成績証明書(Test Report Form-TRF)で確認するようにしてください)
(↑このような形でSMSでスコアを知ることができます)
その他
IELTSの教材
英検協会もしくはブリティッシュカウンシルで申し込むと、
- オンライン講座『Road to IELTS』Last Minuteコース
- 本番形式のテスト
- 無料アプリ
- 無料オンライン講座
といった特典があるようです。
(あんまり使わなかったです…笑)
JSAFで申し込むと、
- クイーンズランド大学IELTSオンライン講座
- IELTSスペシャリストによるライティング無料添削模擬テスト
- IELTS特別イベントへのご招待
- マッコーリー大学IELTS Master
などの特典があるようです。
(こちらもあまり使わなかったです…笑)
再採点申請
IELTSではテストの結果に疑問がある場合、再採点を申請することができます。
この再採点に申請料が必要となるのですが、
(再採点の結果、スコアに変更があった場合はこの申請料は返金されます)
英検協会では、9,000円
JSAFでは、 11,000円 と申請料に差があります。
え、なんで?と思いますよね。私も思いました。
この金額の差に、どちらかというと疑問を持ちます。笑
最後に
今回は、日本でIELTSを受験することができる2つの団体(英検協会、JSAF)の違いについてまとめてみました。
・日本語で、安心して申し込み可能
・申し込みの締め切りが試験の19日前と少し早い
・パスポートのカラーコピーが必要
・スピーキングテストの時間指定はできない
・開催頻度や会場が多い
・筆記用具は持参する必要あり
・受付には時間がかかることもある
・スピーキングテストの待合室ではテキスト等を見ることができない
・結果はオンラインのマイページで確認可能
・再採点の申請料が少し安い
・英語のサイトでの申し込み
・試験の3日前まで申し込みが可能
・事前にパスポートのアップロードが必要
・スピーキングテストの日時のリクエストが可能
・会場が限られている
・筆記用具の提供がある
・クローク形式の荷物預かりで受付もスムーズ
・スピーキングテストの待合室でのテキスト等の確認が可能
・結果はオンラインに加え、SMSでの確認も可能
・再採点の申請料が英検協会と比べると、高い
私個人としては、どちらの団体もそれぞれメリット・デメリットがあり、その時の自分の状況等に合わせて、受ける団体を選んでいました。
これからIELTS受験の申し込みをしようとしている方に少しでもこの記事が
参考になれば嬉しいです!
お読みいただきありがとうございました!
その他のIELTS関連の記事はこちらから↓





