映画化もされてるし、児童書やからそんなに難しくないし、何よりストーリーが良いで!
『wonder』のあらすじ

オーガスト(オギー)・プルマンはトリーチャーコリンズ症候群が原因で顔の形が変形しており、27回の手術を受けるなど、長らく入退院を繰り返していた。容態が安定したオギーは学校に通うようになるが、クラスメートたちの差別によるいじめを受けふさぎこんでしまう。オギーは自分の顔が普通ではないことを嘆いたが、両親の励ましを受け立ち直り、学校生活に適応するため、家族に支えられながら懸命に行動を起こす。当初、オギーの顔の形がみんなと違うと囃し立てたクラスメートたちも、彼との交流を通して「人間の内面の価値には外見で推し量れないものがある」ということを学んでいき、相互理解を得るようになる。
(Wikipedia 「ワンダー 君は太陽」 から引用)
オギーの顔について、オギー自身が以下のように説明しています。
My name is August, by the way. I won’t describe what I look like. Whatever you’re thinking, it’s probably worse.
(そういえば、僕の名前はオーガスト。僕は自分の見た目については説明するつもりはない。今君が思っているよりも、多分もっとひどいからね。)
このように、差別や偏見を感じつつも、家族と共に懸命に生きる姿は、子どもだけでなく、大人も考えさせられるものがあります。
『wonder』の難易度

児童書なので、比較的平易な言葉で書かれています。
そのため、英語学習者、洋書初心者でもサクサクと読み進めることができます。
『wonder』の難易度を数値で表すと、
Lexile指数 :790L
YL:4.5〜5.5
※Lexile指数:読者のリーディング力と本の難易度を200L~1700Lで表した数値
※YL(Yomiyasusa Level):SSS英語多読研究会が日本人英語学習者向けに「本の読みやすさ」を数値化したもの。
790Lは、TOEICリーディングで200〜295レベルです。
Amazonでは、Lexile指数で、レベルに応じた本を探すこともできます。
初めて、300ページ越えの洋書を読みましたが、わからない単語は、2〜3ページに1〜2語で、サクサクと読み進めることができました。
『wonder』を洋書初心者におすすめする理由

登場人物の視点ごとに進められるストーリー
『wonder』は8つのパートに分かれています。
それぞれのパートは、主人公であるオーガストや、姉のヴィア、クラスメートなど各々の視点で物語が進められています。
そのため、パート毎にストーリーを追いかけやすいです。
そして、別のパートを読み進めると、他の登場人物の気持ちを理解できるようになっています。
続きが気になり、どんどん読み進めたくなるようになっています。
だけど、この本ではパート毎に視点が固定されていて、混乱なく読み進めることができたよ。この辺りは、洋書初心者にはありがたいと思うなぁ。
1つのチャプターが短い
1つのパートは、更に細かいチャプターに分かれています。
1つのチャプターは、1〜2ページと短いので、読みやすいです。
- 「長文が苦手」
- 「わからない単語を調べてばかりで読み進められない」
という洋書初心者にはありがたいです。
日常で使われる英語に触れられる
子どもたちが主な登場人物で、彼らの日常生活が描かれています。そのため、普段使われている英語に触れることができます。
例えば、
- 「笑う」という表現に「crack up」
- 「がっかりする」を表すのに「so bummed」
などのスラングが使われています。
子どもや若者が、普段使うような表現は、参考書でなかなか学べないですよね。海外ドラマでもよく使われるような表現もたくさん出てきます。読みながら、フレーズの使い方も勉強できます。
いきなり洋書はハードル高い…という方は

映画を見て、ストーリーを抑えてから本を読んでもいいかもね!
「ワンダー 君は太陽」を観ることができる動画配信サービス
・Amazon Prime (30日間無料体験可能)
・U-NEXT (31日間無料トライアル実施中)
・NETFLIX
動画配信サービスの他にDVDで視聴も可能です。
リンク
映画版は2時間に収めるためか、原作と少し異なる部分もあります。しかし、ストーリーをある程度理解してから、洋書にトライしたいと思う人にはおすすめです。
洋書初心者におすすめの1冊『wonder』まとめ
ストーリーがとても良いことに加え、英語の難易度もそこまで高くない、洋書初心者におすすめの『wonder』
「洋書を1冊読んでみたい!」と思う方はぜひ手にとって読んでみてください。
海外ドラマで勉強したい方は以下の記事もご覧ください。
