こんにちは、NAO(@nao_wanderlust)です!
IELTSのジェネラルトレーニングのライティングtask1のスコアに関わる重要ポイントをまとめています。
重要ポイントの1つ目は「手紙の宛先」、2つ目は「手紙の目的」でした。


今回は、ジェネラルトレーニングのライティングtask1の対策をする際の重要ポイント3つ目について紹介します。
こんな風に思っている方は、ぜひ重要ポイント1つ目から読んでみてください。
アカデミックモジュールとジェネラルトレーニングモジュールの違いについては、以下の記事にまとめています。

【IELTS】ジェネラルライティングの重要ポイント③
IELTSのジェネラルトレーニングのライティングtask1での重要ポイント3つ目。
それは、「3つのポイントを全て押さえる」ことです!
ここでは、ジェネラルライティングにおける「3つのポイント」とは何か、スコアとの関連について説明します。

「3つのポイント」とは?
IELTSのジェネラルライティングの実際の問題で「3つのポイント」を確認してみましょう。
前回の記事で示した問題をもう一度。
Someone has returned your bag with all of your belongings that you recently lost.
Write a letter to the person.
In your letter,
- thank him/her
- explain how you left your bag
- explain why they are important to you
重要ポイント1つ目は、「手紙の宛先」。
この設問の場合は、バッグを見つけてくれた見知らぬ人に向けた手紙なので、フォーマルレターを選択します。
重要ポイント2つ目は、「手紙の目的」です。
前回の記事でも説明したように、バッグを見つけてくれた人に対する「お礼」ですね。初めに「お礼」を言いたい旨を書く必要があります。
そして、重要ポイント3つ目は、「3つのポイントを全て押さえる」です。
ここでいう「3つのポイント」とは、
- thank him/her
:お礼を言う - explain how you left your bag
:どのようにしてバッグを置き忘れたか - explain why they are important to you
:なぜそのバッグが重要なのか
です。
IELTSのジェネラルライティングでは、設問に必ずこの3つのポイントが書かれています。これらに詳細な情報を付け加えることが求められます。
これがIELTSのジェネラルライティングにおける重要ポイント3つ目です。
スコアとの関連
3つ目の重要ポイントは「3つのポイントを全て押さえる」です。
「3つのポイントを全て押さえる」理由。
その他の重要ポイントと同様で、スコアに影響するからです。
前回同様、ジェネラルライティングの評価基準との関連性を見てみます。
ライティングの評価項目は4つでした。
- Task Achievement(TA):課題達成度
- Coherence & Cohesion(CC):内容の一貫性
- Lexical Resource(LR):語彙力
- Grammatical range and accuracy(GR):文法の知識と正確さ
重要ポイント①「手紙の宛先」、②「手紙の目的」同様に、「3つのポイント」を踏まえた内容を記載できていないと、「①Task Achievement(TA):課題達成度」の評価項目で減点となります。
TAのバンドスコア毎の基準を見て、「3つのポイント」とスコアとの関連性をみてみます。
【Band Score5】
- 課題の要件に大体取り組めているが、書式が所々不適切。
- 手紙の目的が時折不明瞭だが、記されている。手紙のトーンに統一性がなく、時折不適切。
- 重要点を記述しているが、十分にカバーしきれていない、詳細にこだわる傾向がある。
【Band Score6】
- 課題の要件に取り組めている。
- 文調に統一性が見られないこともあるが、概ね手紙の目的を明確に記述している。
- 重要点を記述し、十分に強調できているが、詳細部分が関連性を欠く、不適切、不正確なことがある。
【Band Score7】
- 課題の要件をカバーしている。
- 手紙の目的が明確に記述されている、統一性のある適切な文調である。
- 重要点が明確に記述され、強調できているが、広げる余地がある。
【Band Score8】
- 課題の要件を十分にカバーしている。
- 明確かつ適切に重要点を記述、強調、説明できている。
ライティングtask1の採点基準については、以下の記事にまとめています。

【IELTS】ジェネラルライティング|「3つのポイント」の押さえ方
1つ目は「バランスよく書く」、2つ目は「5W1Hを意識する」です。

バランスよく書く
手紙の宛先(Dear Sir or Madam,等)、手紙の目的を記載した後は3つのポイントについて指示通りに内容を書いていきます。
そのときに注意したいのが、『3つのポイントをバランスよく書くこと』
ここで、実際の問題を一つ。
You took your family to a nearby restaurant. You were disappointed with the meal and wish to complain to the manager.
Write a letter to the manager of the restaurant.
In your letter,
- explain why you were at the restaurant
- describe the problems
- write about the action you want the manager to take
この問題の「3つのポイント」は、
- explain why you were at the restaurant
:レストランを訪れた経緯 - describe the problems
:生じた問題について - write about the action you want the manager to take
:レストランのマネージャーにどういった行動を求めるか
です。
この時、
- レストランを訪れた経緯
:10words - 生じた問題について
:100words - レストランのマネージャーにどういった行動を求めるか
:20words
だと、生じた問題にフォーカスしすぎていて、バランスが悪く感じませんか?
1つのポイントに対して何words書かなければいけないという決まりはありませんが、3つのポイントで指示された内容をバランスよく書くことを意識するといいです。
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スピーキング対策法については以下の記事をご覧ください。
5W1Hを意識する
「手紙」のシチュエーションは設定されていますが、詳細は自分で考える必要があります。
例題を見てみます。
You recently had your computer fixed at a local computer store, however, you are not pleased with the service you received.
Write a letter to the store manager.
In your letter,
- describe the situation
- explain why you are dissatisfied
- say what you want the manager to do
3つのポイントに対して、5W1Hを意識すると、
- describe the situation
・who(自己紹介)
・when(いつ;2020年12月10日)
・where(どこで;自宅)
・what(何が;自分のパソコン)
・how(どうなったのか;キーボード操作ができなくなった)
・what(何をしたのか;この店で修理を依頼した) - explain why you are dissatisfied
・why①(なぜ;修理後、依然としてキーボードは壊れたままであった)
・why②(電話で伝えるも、スタッフから「返金不可」と言われた)
・how(どう感じているのか;不誠実な対応に不満を感じる) - say what you want the manager to do
・who(誰に;マネージャーに)
・what①(何を;返金してもらう、もしくは再度修理)
・what②(再度このようなことが起こらないように従業員の教育を徹底)
このように、詳細な内容のアイディアを考えることができます。
3つのポイントを読み、5W1Hに分解すると、内容を考えやすくなります。
手紙のサンプルを見るにはIELTS対策の英語サイトがおすすめです。

【IELTS】ジェネラルライティングのスコアに関わる重要ポイント③まとめ
今回は、ジェネラルライティングにおける重要ポイント3つ目「3つのポイントを全て押さえる」について紹介しました。
・設問文の「3つのポイント」を押さえる
・「3つのポイント」をバランスよく書く
・アイディアを考える時は、5W1Hを意識する
これからIELTSジェネラルトレーニングの対策をする方や、現在勉強中という方はぜひ参考にしてみてください!
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