NAOの理学療法士としての経歴
・回復期リハビリテーション病院:約2年半
・急性期病院勤務(主に心臓リハ):約1年半
・整形外科クリニック(外来・デイサービス・訪問リハ):約1年半
・介護老人保健施設(入所・通所):約2年
・通所リハビリテーション:現在
理学療法士の転職
理学療法士などのセラピストは、昔は一つの職場で長く働くことが一般的でした。しかし、最近では転職を行う人も徐々に増えています。
転職の理由は、キャリアアップ、給与等の条件面の改善、ライフワークバランス等多岐に渡ります。
そして、転職するセラピストが増えたことにより、仕事を探す方法も昔とは異なります。
仕事の探し方も様々で、それぞれメリット・デメリットがあります。
理学療法士の仕事の探し方 その1 知人・友人からの紹介
知人や友人からの紹介で転職先を探すセラピストは多くいます。
わたしも、現在の職場は前職の先輩からの紹介です。
他にも研修会・学会等で知り合い、その後転職先を紹介してもらうケースもよく聞きます。
知人・友人からの紹介のメリットとして、
事前に職場の雰囲気等を教えてもらうことができる。
運が良ければ、面接なしで雇ってもらえることもある。
などがあります。
先輩のお陰で、すぐに内定をいただくことができました。また、職場の雰囲気なども事前に聞くことができたので安心でした。
逆にデメリットとして考えられるのは、
一緒に働くことで、関係性が悪くなることもある。
給与面等で気になることがあっても聞きにくい。(紹介者との関係性による)
仲が良くても、同じ職場で働くと、価値観や治療方針などの違いで、トラブルが起き、関係性が変わってしまうことも。
また、紹介者との関係性にもよりますが、給与などの条件面の交渉がしにくいと感じる方もいるようです。
理学療法士の仕事の探し方 その2 ハローワーク
理学療法士だけでなく、様々な仕事探しで利用されるハローワーク。
失業した際、失業保険の申請や求人情報を閲覧するために訪れることが多いと思います。
ハローワークで仕事を探す際には、ハローワークの職員の方と面談をします。面談で、希望条件などを伝え、希望に合った求人があれば面接の設定等をしてくれます。
ハローワークで仕事を探すメリットは、
無料で求人を探すことができる。
面接の日時などの設定は職員の方が行ってくれる。
しかし、デメリットも考えられます。
無料で求人を掲載できるため、ブラックな職場が利用していることもある。
ハローワークの職員の方は、医療業界に特化している訳ではないので、詳しいことは知らないことが多い。
当時は留学資金を貯めたかったので、給料が良いという理由だけで決めてしまいました。
しかし、実際は外来・デイサービスでの機能訓練、訪問リハビリ・夜診と多忙で、有給・残業代もなしというまぁまぁなブラック案件でした。笑
こういったこともあるので、ハローワークで仕事を探す際は、求人票だけを鵜呑みにしないようにしましょう。(ハローワークに限りませんが…)
理学療法士の仕事の探し方 その3 求人サイトや雑誌等の求人票
理学療法士の雑誌でよく見かける求人広告。
他にも、最近では『indeed』などの大手の求人サイトでも理学療法士の求人を見ることができます。
メリットとしては、以下が挙げられます。
無料で登録、仕事を探すことができる。
自分が所属している都道府県士会の会報だと、近場の職場を探すことができる。
デメリットは、
自分で電話やメールで問い合わせや面接の日程調整をしないといけない。
給与面などの交渉は自力ではしづらい。
わたしも求人広告を利用したことがあります。
当時の職場には転職活動を秘密にしていたので、病院見学や面接のために勤務を調整するのは一苦労でした…
理学療法士の仕事の探し方 その4 転職エージェント
理学療法士などのセラピストで、転職を検討する時に転職エージェントを利用する方が最近増えています。
最近では、リハビリテーションに従事するセラピストに特化した転職エージェントもいくつかあります。専門のキャリアアドバイザーがいるのも特徴です。
転職エージェントのメリットは以下のようなものが挙げられます。
キャリアアドバイザーが希望に合った求人を紹介してくれる。
無料で登録できる。登録すれば非公開の求人も確認できる。
面接の日程調整、給与面の交渉なども可能。会社によっては、面接に同行も。
リハビリのセラピストに特化した転職エージェントになるので、様々な情報を持っています。転職は情報収集が重要ですので、キャリアアドバイザーから職場の理念や雰囲気等を事前に教えてもらえるのはありがたいです。
紹介会社を利用して良かったと感じたのは、やはりキャリアアドバイザーの存在です。
希望条件を考慮していただき、希望した介護老人保健施設から内定をいただくこともできました。
内定の断りの連絡や、内定通知後の対応なども、キャリアアドバイザーが迅速に動いてくださり、本当に助かりました。
メリットの多い転職エージェントですが、こんなデメリットも。
不必要な営業の電話やメールが多いこともある。
キャリアアドバイザーの力量に左右されることも。
無理に面接をしようとしたり、職場を決めるように急かされることもある。
人材紹介会社は求職者からはお金を取りません。
その代わり、求職者の仕事が決まれば、求人先から紹介料をもらっています。
紹介会社も仕事です。1人でも多くの求職者の仕事が決まるように営業をかけています。そのため、求職者にとって不要な電話やメール、職場を早く決定するように急かすようなこともあるようです。
また、キャリアアドバイザーによっては、メールの返信が遅いなどもあり、その人の能力による差もあるかもしれません。
キャリアアドバイザーにもし不満がある場合は、違う方と変わってもらうこともできます。
いずれにせよ、自分の希望条件や転職理由をはっきりと伝え、任せっきりにしないことが重要です。
理学療法士の仕事の探し方 おすすめ
理学療法士の仕事の探し方を4つ解説しました。
同時に、自分の豊富な転職経験に驚いています。笑
わたしの経験から理学療法士の仕事の探し方で、おすすめなのは、
①転職エージェント≒②知人・友人からの紹介>③求人広告>④ハローワーク
です。
転職では、入職前の情報収集がとても重要になります。
情報収集をしやすいのは、①転職エージェント、②知人・友人からの紹介です。
また、自分の希望する条件(分野、今後のキャリア、給与や休日etc…)、自分の強みなどを今一度振り返り、相談しやすいという点で、①転職エージェントがおすすめです。
理学療法士の仕事の探し方 まとめ
理学療法士が転職に失敗しないために、仕事の探し方を解説しました。
仕事の探し方にはそれぞれメリット・デメリットがあります。
メリット | デメリット | |
知人・友人からの紹介 | ・事前の情報収集 ・採用されやすいかも |
・紹介者との関係性に変化 ・交渉しづらいかも |
ハローワーク | ・無料 ・面接の日程調整の代行 |
・ブラックな求人も ・情報不足の可能性 |
求人広告 | ・無料 ・近場の職場を探せる |
・面接の日程調整などを全て自分でする必要あり |
転職エージェント | ・情報量多い ・キャリアアドバイザー ・非公開求人も ・面接の日程調整等の代行 |
・営業電話やメールが多い可能性あり ・キャリアアドバイザーの力量 |
転職は自分の希望条件や自分自身の性格などを振り返る良い機会です。
転職するのは、自分自身だということを意識して、他人に任せっきりにせず、積極的に自分で行動することが鍵だと思います。
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