元店員が教える！カナダで人気のティム・ホートンズのおすすめ・アレンジメニュー！〜ドリンク編〜

カナダ人にはおなじみのティム・ホートンズ(Tim Hortons)！
コーヒーもドーナツも100円ほどで、留学生の味方です。

せっかくカナダにいるから、ティム・ホートンズに行ってみたいけど、

「英語でどうやって注文していいかわからない」
「アレンジしたいけど、どうやってしたらいいかわからない」

って思っていませんか？

実は、ティム・ホートンズは他のカフェと違い、独自の注文方法があります。
そして、ドリンクや食事のカスタマイズが可能です。
常連のお客さんはカスタマイズしたドリンクやサンドイッチを注文されることが多いです。

わたし自身も店員として働いていたので、様々なアレンジを試しました。
そんな中で、いくつか自分の好きなアレンジを発見することができました。

この記事では、

①ティム・ホートンズについて
②定番商品
③元店員のおすすめのアレンジ方法
④注文方法

を紹介します。

この記事を読み終えると、ティム・ホートンズでの注文がカナディアンのようにできるはず！

Contents

ティム・ホートンズ(Tim Hortons)とは？
- ティム・ホートンズの歴史
- 愛称
ティム・ホートンズの定番商品
元店員が教える！おすすめのアレンジ3品
ティム・ホートンズでカナディアンのように注文してみよう
まとめ

ティム・ホートンズ(Tim Hortons)とは？

ティム・ホートンズの歴史

ティム・ホートンズ Inc.（英語: Tim Hortons Inc.）はカナダのドーナツチェーンである。1964年にオンタリオ州ハミルトンでオープンし、以後カナダ国内に急速に拡がり、カナダ最大のファーストフードチェーンとなっている。ーWikipediaより

1964年にオンタリオ州で「ティム・ホートン」として、第1号店が開店しました。

創業者はプロホッケーリーグ(NHL)のティム・ホートン選手！(ちなみに、カナダ人はアイスホッケー大好き！)

ティム・ホートンが自動車事故で1974年に死亡後、共同経営者のロン・ジョイスがチェーン事業を拡大し、1991年には500店を開店するに至っています。

その後は、アメリカにも展開し、現在カナダ国内に約3000店舗、アメリカ(東海岸・中西部)に約600店舗以上があります。

2005年のカナダ国内の売り上げは、カナダ国内ファーストフード全売上の22.6％を占めています！すごい！

カナダ国内のカフェとしてのシェアは62％を占め、2位のスターバックス(7％)を大きく突き放しています。

わたしはバンクーバーに1年半滞在していました。
確かにダウンタウンにはティム・ホートンズとスタバが至るところにありましたね！でも、スタバとの差がこうも歴然とは…ティム・ホートンズ恐るべし…！

カナダローカルのお店として、カナディアンから愛されているということがわかります！

愛称

ティム・ホートンズは、カナディアンから

『ティムズ』(Tim’s)
『ティミーズ』(Timmy’s or Timmies)

といった愛称で呼ばれることが多いです。

日本でいう、マック(わたしはマクド)やスタバ、ミスドみたいな感じですかね？！

例えば、テキストで、
『Where are we gonna meet?』(どこで会う？)
『How about Timmies by your place?』(君の家の近くのティミーズは？)
といった感じで、みんなから愛される名称で呼ばれています。

ティム・ホートンズの定番商品

コーヒー

コーヒーは3種類！

①オリジナル：定番のブレンドコーヒー！ほとんどのお客さんがこれを頼みます。

②ダークロースト：深煎り焙煎しているので、少し苦味があります。
個人的にはオリジナルより好きなコーヒーです。

③デカフェ：カフェインなしのコーヒー。夜なんかも飲めます。

紅茶

スティープ・ティー(steeped tea)

ティーバッグでなく、コーヒーのようにポットに抽出した紅茶のことです。
個人的には、ティー・バッグの紅茶より香りが良いような気がします。
(あくまで個人の感想)

ティム・ホートンズでは「always fresh」をモットーにしているので、コーヒー・紅茶は一定時間を過ぎたものは廃棄しています。

スティープ・ティーもいつも出来たてが飲めるので、まだ飲んだことないって方は一度試してみてください。

スペシャリティティー

いわゆるティー・バッグの紅茶です。
種類の豊富さがウリ。
定番のアールグレイやハーブティー、緑茶も取り扱っています。

以下が取り扱っている種類です。
(お店によって取り扱っていないものもあるかも)

・Green Tea
・Honey Lemon
・Apple Cinnamon
・Chamomile
・Peppermint
・Chai Tea
・Orange Pekoe
・Earl Grey
・English Breakfast
・Decaf Orange Pekoe
(Tim Hortons 公式サイトから引用)

わたしのオススメは「ハニーレモンティー」と「チャイティー」です。

ハニーレモンティーには、砂糖の代わりにハチミツを入れると、ほんのり甘いハチミツにレモンの香りで癒されます。

チャイティーもクリームの代わりにミルクを入れると、チャイティー・ラテっぽくなります。

カナダでは緑茶(green tea)にハチミツを入れたり、ミルクと砂糖を入れて抹茶ラテ風にしている人を多く見かけました。
日本人のわたしからすると、驚くカスタマイズでした。笑

その他

ホットチョコレート

いわゆるココアです。
カナダでは(海外全般？)、ホットチョコレートと言います。
味は日本より甘めです。寒い冬・疲れた時なんかに飲むと、癒されます。

個人的には、ティム・ホートンズのよりブレンツ(こちらもバンクーバーによくあるカフェ)のホットチョコレートの方が好きです…笑

フレンチバニラ

正式名称は“French Vanilla Cappuccino”
こちらも甘いのですが、少しコーヒーのような苦味もあります。

わたしはホットチョコレートよりもフレンチバニラの方が好きで、仕事終わりにXLのカップに入れて飲みながら帰っていました。(カロリーは鬼です)

アイスカップ

簡単に言うと、コーヒー味のシャーベット状のドリンクです。
スタバのフラペチーノのような感じです。
暑い夏にはめっちゃ売れます！わたしも大好きです。

アイスコーヒー

アイスコーヒーも取り扱っています。
注文する時に、何も言わないと、勝手にシロップとクリームを入れられるので注意です！

ブラックで欲しい時は、
「Can I get medium size black iced coffee,please? 」
と伝えるようにしてください。

この他にも、ラテやカプチーノ、スムージーなども取り扱っています。

元店員が教える！おすすめのアレンジ3品

フレンチバニラ＋1/2(もしくは1/3、1/4)コーヒー

フレンチバニラだけでは甘すぎる！と感じる方も多いはず。
そんな方は、半分(もしくは1/3、1/4)コーヒーを加えてみてください！
程よい甘さと苦味がやみつきになります！

同じくホットチョコレートにもコーヒーを入れると、甘さ控えめになります。ぜひ試してみてください！

アイスカップにエスプレッソショット追加

暑い夏に大人気のアイスカップ。
このアイスカップにエスプレッソショットを追加すると、コーヒー感が増します。

わたしも眠い時なんかは、よくエスプレッソショットを追加してました。

アイスカップのクリームをミルク(チョコミルク)に変更

アイスカップは通常クリームを使っています。
このクリームをミルクやチョコミルクに変更することができます。

チョコミルクはお店によっては取り扱っていない可能性もあるので、お店で確認してくださいね。

ティム・ホートンズでカナディアンのように注文してみよう

注文するときの基本のフレーズを抑えよう

大体、店員さんから

「What can I get for you today? 」
「How can I help you?」

って聞かれると思います。

基本は、

Can (Could) I get 〜, please？

もしくは、

I’ll get(have) 〜.
I’d like to get(have) 〜.
I want 〜.

でOKです。

このフレーズは他のカフェやファーストフード店、レストランでも使えるので、絶対に覚えておきましょう！

ティム・ホートンズのシステムを抑えよう

ティム・ホートンズは他のカフェとちがい、店員さんがクリームや砂糖を入れてくれます。

基本はクリーム(ミルク)・砂糖の順で量を伝えます。

例えば、

・1クリーム・1シュガー⇨1cream and 1sugarもしくは、regular
・2クリーム・1シュガー⇨Double(2でもok) cream and 1sugar
・1ミルク・0シュガー⇨1milk and no sugar
・1クリーム・1.5シュガー⇨1cream and 1 and a half sugar

※クリーム・ミルク・砂糖は0.5単位から調整できます。
ミディアムサイズのハーフはスモールサイズの1です。

自分のお気に入りの分量を見つけましょう！

ちなみに、わたしはクリームよりもミルク派なので、いつも
2cream and 1sugar にしていました。

カナディアンがよく頼むのは、2クリーム・2シュガーの

Double・Double！！

このDouble・Doubleを頼めば、あなたもカナディアンの仲間入り！
しかし、甘すぎて、わたしは飲めません。笑

更に上をいく、
3クリーム・3シュガーの「Triple・Triple」
4クリーム・4シュガーの「Four by four」
を頼むツワモノもいます。
正直、カップの半分くらいがクリームになるので、ぬっるい、あっまいコーヒーです。苦笑

他にも、10シュガーとか頼む人(ちょっと変人？)もいましたね。
どれだけ混ぜても、砂糖が溶けないので店員としては困りました…笑

実際に注文してみよう〜初級編〜

Photo by Nathan Dumlao on Unsplash

ここまでで、注文するときのフレーズと、ティム・ホートンズ独自のシステムを抑えることができたと思います。

実際にオーダーするときは、①サイズ、②飲み物、③カスタマイズ方法の順で伝えます。

例えば、Lサイズのオリジナルコーヒーを1クリーム・1シュガーで欲しいとき

Can I get large size coffee,1cream and 1sugar, please?

Mサイズのスティープティーを2ミルク・1シュガーで欲しいとき

I’ll have medium size steeped tea,2milk and 1sugar, please.

このように組み合わせると、自分の好きな飲み物を注文することができます！

実際に注文してみよう〜応用編〜

基本の注文方法を抑えた上で、よりカスタマイズを楽しんでみましょう！
そんな時に使えるフレーズをいくつか紹介します。

砂糖やクリーム等を別添えで欲しいとき

通常は店員さんがクリームや砂糖を入れてくれるのですが、お願いすれば、砂糖やクリームを別添えでもらうことができます。

言い方としては、

I’ll have medium size coffee.
Can I get 1 pack of sugar on the side, please?
(もしくは、Could you give me 1 pack of sugar on the side, please?)

on the side：別に という意味です。

自分で砂糖やクリームの量を調整したい人はこの言い方を使ってみましょう！

〈補足〉
ティム・ホートンズではクリーム、ミルク、砂糖のほかに、ハチミツ、人工甘味料のスプレンダ®︎(低カロリーもしくは0カロリー)があります。
ちなみに、スプレンダ®︎は「sweetner」で通じます。