IELTSでOA8.0を取得したNAOです。
これからIELTSの勉強を始めようと思っている方の中には、『どの参考書を使えばいいの?』と悩んでいる方もいると思います。
わたしは、勉強を始めた時に、本屋やネットで様々な参考書を購入しました。
けれど、IELTS関連の参考書ってTOEICや英検と比べると、少ないですよね。
今回は、IELTS8.0を獲得したわたしが「役に立った!」と思う参考書を紹介します。
この記事を読めば、IELTS対策に必要な参考書が分かります。
IELTS対策おすすめ参考書
①実践IELTS 英単語3500
IELTSを攻略するには、単語の暗記が必須になります。
この単語帳をおすすめする理由
①頻出単語を網羅している。
②例文(英文、日本語訳)が掲載されている。
③『パラフレーズ』に必要な類義語や対義語も記載されている。
わたし自身もこの単語帳の2500語のレベルまでを5回ほど繰り返し勉強しました。
その結果、単語力が向上し、リーディングのスコアアップに繋がりました。
単語の覚え方については、以下の記事にまとめています。

話題の英単語帳「Distinction2000」をIELTS学習者の視点からレビューした記事はこちらから↓

IELTS対策おすすめ参考書
②ケンブリッジ公式問題集
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Academic module(アカデミックモジュール)↑
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General training module(ジェネラルトレーニングモジュール)↑
IELTSを受ける方は、ケンブリッジから出されている『公式問題集』は絶対に購入しましょう!!
①with audio とwithout audioがある。
with audio はリスニングの音源が収録されている。
②最新版は14。(2020年4月現在)
11以降はアカデミックとジェネラルトレーニングが分かれている。
③1冊に4セット分の問題(リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング)が掲載されている。
④リスニングとリーディングは解答があるが、解説はない。
⑤ライティングは模範回答もしくは受験生の回答(例:スコア6.0など)が掲載されているだけである。
⑥スピーキングは質問のみで、サンプルアンサー等は全くない。
あまり優しくない公式問題集ですが、本番の試験に傾向が1番似ているので、IELTS対策をするなら、必携です!
IELTS公式問題集の使い方については以下の記事で紹介しています。

IELTS対策おすすめ参考書
③ターゲットバンド7
←洋書 ←和訳
この本の著者のSimone Braverman さんは、IELTS受験者の中で有名なサイト『IELTS-Blog』を運営されており、サイトでは様々な試験のTIPSを提供しています。
・IELTSの試験概要
・各セクション毎のアドバイス、秘訣
・模擬テスト1回分収録
・スピーキングテストの音声とスクリプトと試験官のコメントがある
・ライティングテストの模範回答を見られる
洋書でも比較的わかりやすい英語で書かれているので、これからIELTSの勉強を始めようとされる方は一読する価値ありだと思います。
既にIELTSを何回か受けている方には、物足りない内容かもしれません。
また、著者が運営されている『IELTS-Blog』にはライティングの添削サービスや模擬テスト、世界中の受験者からの出題問題の報告もあり、とても勉強になります。
IELTSを勉強するなら、『お気に入り登録』必須のサイトです。
ちなみに、General training module に対応しているのは、『Ace the IELTS』です。
『Target band 7』 は和訳版もありますが、『Ace the IELTS』 は現在のところ洋書のみのようです。
IELTS対策おすすめ参考書
④The Official Cambridge Guide to IELTS
(ケンブリッジのIELTS公式ガイド)
この本は、IELTSの試験を作成している団体であるケンブリッジ大学英語検定機構と、ケンブリッジ大学出版局が作成しています。
公式問題集は問題だけですが、この本は4セクション全ての試験の概要や対策が細かく書かれています。
・4セクション全てを網羅
・各セクションに役立つ情報や対策方法、練習問題が掲載
・模擬テスト8回分+ジェネラルトレーニング(リーディング・ライティング)2回分収録
・ライティングのサンプルアンサー付
・スピーキングテストの様子を収録したDVD-ROMあり
・リーディングのテスト1回分のみ解答の解説あり。
「とりあえず公式問題集を購入したけど、どのように勉強していいかわからない!」と悩む方は、こちらの公式ガイドと一緒に勉強を進めると、各セクションの傾向や対策法についての理解が深まります。
①リスニング・リーディング:問題を解いて、復習。
②ライティング:ユニット毎に進めていき、実際の問題で応用。
③スピーキング:付属のDVDを見て、回答例を分析。
(例えば、スコア7.0の人はどのような文法・単語を使用しているか)
IELTS対策おすすめ参考書
⑤IELTSスピーキング・ライティング 完全攻略
多くの日本人が苦手なスピーキングとライティング。
私もライティングが中々スコアが上がらず、苦しめられました。
その時にこの本を手に取りました。
・スピーキングとライティングに特化
・アカデミックモジュールに対応
・スピーキング・ライティングともに頻出トピックがカバーされている
・ライティングで使える表現が多い
スピーキングのPART3の回答の展開の仕方が詳しく解説されており、勉強になりました。
ライティングでは、特にtask1で使える数量や比較を表す表現が多く掲載されていたのが役に立ちました。
個人的には、既に何回かIELTSを受験しており、ライティングやスピーキングのスコアが5.5〜6.0あたりで、目標スコアが7.0以上の方向けだと思います。
IELTS対策おすすめ参考書
⑥Listening for IELTS (Collins English for Exams)
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公式問題集には1冊に4回分しか問題がありません。
他にもリスニングの練習をしたいといった時に使える参考書です。
・リスニングの問題だけでなく、トピック毎に必要なボキャブラリーも掲載
・CD2枚分のボリューム
・様々なアクセントを聞くことができる
・スクリプトが収録されているので、シャドーイング用に使用可能
少し気になるのが、
①所々解答が間違っている。
②現在の試験の傾向と少し異なる。
というところです。
ですので、公式問題集で現在の試験の傾向を把握し、この参考書でリスニングの量を増やすようにすればいいかと思います。
リスニング対策については、以下の記事にまとめています。

IELTS対策おすすめ参考書
⑦English Grammar in Use
IELTSでは、TOEICのように、直接文法を問う問題は出ません。
しかし、4セクション全てにおいて、基礎的な知識(文法や単語)が絶対に必要となります。
基礎的な知識を持った上で、IELTSに特化した対策が必要です。
その基礎知識である文法を学ぶのに、おすすめな一冊が『English grammar in use』
この本は英語版でも読みやすく、文法を復習するにはオススメです。
IELTSの対策をする時に、1からこの本を読む必要はありません。
しかし、自分の苦手な文法を復習する際に、持っていると必ず役に立つ1冊です。
IELTS対策おすすめ参考書 まとめ
・単語力向上
→実践IELTS 英単語3500
・文法の復習
→English grammar in use
・必携の1冊
→ケンブリッジ公式問題集
・試験概要を把握したい
→ターゲットバンド7
・4セクション満遍なく対策したい
→ケンブリッジのIELTS公式ガイド
・リスニングをもう少し勉強したい
→Listening for IELTS
・スピーキング・ライティングに特化したい
→IELTSスピーキング・ライティング 完全攻略
お読みいただき、ありがとうございました。
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