こんにちは!NAOです。
IELTSを何度か受験していると、
なんてことありませんか?
そんな人に知っておいてほしいのが、「再採点システム(Enquiry on Results;EOR)」です。
そう!IELTSには再採点制度があります。
再採点を申請することで、スコアが変わる可能性も。
今回は、そんな方に向けて、IELTSの再採点システムや申請方法、システムのメリット・デメリットについてまとめています。
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IELTSの再採点システムとは?

IELTSでは、テスト結果に疑問がある場合、再採点(Enquiry on Results;EOR)を申請することが可能。
IELTSには、採点基準があり、試験官はその基準に基づいて採点をしています。
また、試験官も厳しいトレーニングを受け、試験官になった後でも、能力を維持・確認するための試験を受けているとのこと。
しかし、どうしてもミスが生じたり、試験官の主観が入ることもあるようです。
試験の公平性を維持するために、再採点システム(Enquiry on Results;EOR)が存在します。
特徴
- 申請費用が必要。
- 申請できる期限がある。
- 再採点は別の試験官が担当。
- 再採点申請中は元のスコアが無効。
- 申請してもスコアが下がることはない。
申請費用
再採点の申請には手数料が必要です。
料金は受験する団体によって変わるので自分が受験した団体を確認しましょう。
- 英検協会主催の場合:9,000円
- JSAF主催の場合:11,000円
手数料は、再採点を希望するセクション数にかかわらず、一律です。
申請期限
再採点申請には期限があります。
- 英検協会主催の場合:受験日から39日以内
- JSAF主催の場合:受験日から6週間以内
いずれの団体も、期限までに必要書類や手数料の振り込みが確認できた場合のみ、申請が受理されます。
ですので、再採点を申請しようか迷っている方は、できるだけ早めに準備した方がいいですよ!
再採点は別の試験官が担当
再採点は最初に採点を担当した試験官と別の試験官が担当することになっています。
通常は、最初に担当した試験官よりも上級の試験官が再採点を行うようです。
また、元のスコアを見ていない状態で再採点が行われます。
再採点申請中は元のスコアが無効になるので注意!
再採点を申請し、結果が出るまでの間は、元のスコアが一時的に無効になります。
そのため、大学等への提出期限なども考慮して、再採点を検討しましょう。
【朗報】申請してもスコアが下がることはない!
IELTSの再採点の申請方法

英検協会での申請方法
①受験したテストセンターにメールで問い合わせる
英検協会のウェブサイトに記載されているメールアドレスに、再採点申請について問い合わせる。
メールアドレスは自分が受験したテストセンター(東京もしくは大阪)を選びましょう。
②返信メールに基づいて申請準備をする
返信メールには、申請手順と申請後の流れについての説明があります。
①書類の準備
②手数料の振り込み
書類の準備
①申請用紙
②手数料の振り込みを証明するもの
①については、メールに申請用紙が添付されているので、印刷し、必要事項(受験日、氏名、受験番号、再採点を希望するセクション等)を記入。
②については、振り込みの控え、ネットバンキングのスクリーンショットのコピー等でも大丈夫とのこと。
手数料の振り込み
英検協会主催の場合、再採点の手数料は、9,000円です。
メールに振込先の口座が記載されているので、そちらに手数料を振り込みます。
※再採点の結果、スコアが変更となり、かつ再採点の申請者が送金先口座として日本国内の銀行口座を指定した場合に限り、手数料は返金されます。
注意点
筆記試験から39日以内に全ての手続きを終える必要があるので、時間に余裕をもって早めに申請する必要があります。
申請後の流れ
再採点を申請
↓
全ての書類が到着、手数料の振り込みが確認
↓
British council本部に解答用紙・音声データ等が送られ、再採点が開始(再採点が行われている間は、マイページの試験結果が非公開になる)
↓
約3週間(※時期によって変動あり。)
↓
再採点の結果が出たら、メールで連絡が来る。
↓
スコアに変更があった場合は、元の成績証明書を郵送、手数料が返金される
JSAFの再採点の申請方法
①JSAFのウェブサイトにアクセス
JSAFのウェブサイトにアクセスし、再採点申請用紙をダウンロード。
②必要書類の準備と手数料の振り込みを行う
書類の準備
①再採点申請用紙
②成績証明書(原本)
③手数料の振り込みを証明するもの
JSAF主催で受験した場合は、成績証明書も同封する必要があるので、注意が必要です。
手数料の振り込み
JSAF主催の場合、再採点の手数料は、11,000円です。
先ほどのウェブサイトに振込先の口座が記載されているので、そちらに手数料を振り込みます。
注意点
成績証明書に記載されている受験日から6週間以内に申請する必要があります。
再採点でスコアアップするのか?!

スコアアップしやすいセクション
スコアアップしやすいセクションは、やはり「スピーキング」と「ライティング」。
というのも、この2つのセクションは、採点基準はあるものの、明確な答えはないからです。
また、試験官の主観も入ることもあり、スコアが変動しやすいのも一因。
実際に、Twitterでもスコアアップした人たちがおられました。
https://twitter.com/lukasimmons11/status/1277482078888554497?s=20
https://twitter.com/Shino89270538/status/1258676952266760193?s=20
https://twitter.com/Gavriil84/status/1252538600693985281?s=20
スコアアップしにくいセクション
逆に、スコアアップしにくい(ほぼしない)のは、「リーディング」と「リスニング」。
この2つのセクションは解答が決まっているので、スコアが変わることはほぼないです。
私の経験談
わたし自身、今までに2度、再採点の申請を行いました。(どちらもライティング)
しかし、結果は、、どちらも「スコアアップならず」…(悲しすぎる)
IELTSって受験料だけでも2万5千円もするので…この出費は痛かった。笑
後は、結果を待つ期間がとても長く感じました。
その間も勉強を続けていましたが、結果が気になり、集中しづらかったことも。
Twitterでも残念ながらスコアアップしなかった方もいるみたいですので、再採点すれば、必ずスコアアップするとは言えないのが現実。
再採点を依頼していたIELTS、残念ながら点数は変わらず。1万円は戻ってきませんー。
さて、これでいよいよ追い込まれたので、最近抜けていた気持ちを、元に戻そう。
ヘタにうっかり受かるより、これでヨシ。
— Ramen Moko (@ramen_moko) June 26, 2020
https://twitter.com/dustjacketdiva/status/1135830720260104192?s=20
まとめ
今回は、IELTSの再採点システム(Enquiry on Results;EOR)について説明しました。
スコアが必ず上がるわけではないので、絶対に申請した方が良い!とは言い切れませんが、IELTSを受験する人は、知っておいて損はない制度です。
ご自身の状況に応じて、このシステムを有効に活用してみてください。
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